-次の日
夕陽はちゃんと起きてきた
「おはよ、夕陽」
「ふぁ…おはよ」
コーヒーとおにぎりを渡して、洗い物に戻った
良かった…元の夕陽だ
あっ、私もそろそろ行かなきゃ
「それじゃ、私行くね」
「いってらっしゃい」
「いってらっしゃーい」
なんでだろ…すごく気分がいい
軽い足取りで学校に向かった
「おはよー、奈緒」
「おはよ…その顔は元気づけられたんだね」
私の表情を読み取った奈緒が笑う
「ふふ、うん」
「で…詳しく聞かせて?」
「え?」
奈緒は私の肩に両手を乗せ、とびきりの
スマイルを…
なんか…笑顔が怖い
「さぁ、愛莉言いなさい?」
ひええ…
奈緒の圧力に負け一部始終を話した