「あの…」

なかなか断れなくて、あたしがあわてていると…


「おまえ等、俺の幼なじみに手、出したら承知しねぇから。」

低い声が聞こえて、あたしにはすぐ誰かわかった。

振り返らずに黙り込む。

「なんだよ、雅樹。お前はともチャンだろ。」