「でもさ、実際あいつは、あんたのことなんてもうどうも思ってないからね。勘違いしないでよ。」

智花さんは鋭い言葉を投げつける。


「知ってる?雅樹、あたしが五十人目の彼女なんだって。」

ご、五十…。

「知らなかったみたいだね。」

不敵に微笑む智花さん。