あたしはうなづいて、抱きしめ返す。 まーくんの大きな背中が暖かくて、安心できた。 幼い頃にしたはかなくて淡い約束は、こうして実をつけることができた。 成長していくことであたしたちは変わってしまうけど、それでもやっぱり…。 あの頃のあたしたちは、今のあたしたちの中で、いつまでも生き続けている…。