「ここ、座って。」

気がつくと、まーくんは、あの時と同じあの場所に腰掛けていた。

その横に、あたしもちょこんと座る。


「華。」

やさしい声でそうあたしを呼んで、まーくんが微笑む。

「誕生日おめでとう。」