目の前に、明るい明かりが見えたのはそのすぐ後だった。

「着いた…っ!」

まーくんの顔に笑顔が広がって、あたしを振り返った。


ドキッとした時には、まーくんはもうあたしを降ろし、手をそっと握っていた。

そして、あの時みたいににっと笑い、言った。