「華。」

俺は優しく声をかけて、華を背中から前に出した。


「お前は、どうしたい?」

「えっと、あたしは…」

華は必死に気持ちを伝えようとしている。


それが分かって、俺は嬉しかった。でも、うちの担任は本当に空気が読めないやつだ…。