しばらくして、俺がリビンがに戻るとすでに日が暮れていた。

窓から見えるくらい夜の街も、いつもより少しだけ明るい気がした。



まあ、気のせいか。

窓から目を離し、俺はテーブルの上のケーキを見る。

「…華、ごめん。…ありがとな…。」