その場に座り込んだ俺は、涙をこぼしながら次第に力強く便箋を抱きしめた。 俺は、ずっと…。 ずっと華が好きだったんだ。 やっと素直になることができた。 華がいなきゃ、こんな風に好きになら気持ちなんか分からないままだったはずだ。