泣きはらしたせいであたしの目は腫れてしまった。

でも、転入初日に休むわけにはいかない。


あたしは乗らない気分のまま朝食のトーストをミルクで押し込んだ。


「…パパもういったの?」

「ええ。初日は忙しいんですって。」

ママはあたしがなにもいうつもりがないとわかると、もうなにも聞いてはこなかった。