友達は奈々ちゃんをあたしから引き離そうとする。


「いいや、教えてあげる。」

「ちょっと奈々?」


奈々ちゃんは友達が制止するのをきかず、あたしに話してきた。


「あのスキー教室の初日、あなたが遭難したでしょ?」