それをそっとポケットにしまって、僕は家に入る。

華ちゃんには、お父さんたちのことはいわなかった。


言うのは簡単だったけど…正直、僕の中ではまだまとまりもついてなかったし、未だに完全には受け入れられてないから。


再びカップめんに向かい、食べ終わるとランドセルをしょって、学校に向かう。