テーブルの上には、カップめん。

そして、メモ。


〝帰りはまだわからないから、とりあえず食べといて。棚にまだあるから。〟


僕はお湯を沸かして、カップめんに注ぐ。


…もう、この味にもあきちゃったな。

ズズッと麺を吸っていると、玄関の方で、郵便のバイクの音が聞こえた。