電話は切れて、僕はそこに立ちすくんだ。

病院…?どうして?なんで…病院なの?


次第に血の気が引いていく。

まさか…違うよね、何かあったんじゃないよね…!


僕は急いでタクシーに乗って、病院に向かった。

「お母さん…」

震える手を、自分で握りしめたまま…