二階の寝室から誰かがやってきた。

若い男の人…。


「食べて!あ、雅樹は奈々子に作ってもらうのよ。」

奈々子っていうのはお母さんのこと。


僕はハルヤさんとかいうひとと、おばちゃんがおいしそうにカレーを食べる様子をぼーっと眺めていた。