「…え。」

あたしが振り返ると、まーくんは一歩ずつ教会に近づいていった。

後からあたしもついて行く。


「今も…使われてるの?」


まーくんは静かに首を振った。

「…そっか…。もったいないね…こんなにきれいなところなのに。」