ぴたりと走るのをやめて立ち止まるまーくん。


その不意打ちにあたしはこけそうになった。

「ほら、みて!」

あたしを振り返って屈託のない笑顔で言うまーくん。


あたしはまーくんの後ろに広がる世界に目を見開いた。

「うわぁ…!」