まーくんの胸から心臓の音が聞こえる。 幼い頃、見ていた小さな体。それはもう跡形もなくなって、今はこんなにがっしりしてる。 大きな胸にあたしは顔を埋めた。 まーくんの体温が伝わってきて、ドキドキしてきた。 ごめんね、まーくん。まーくんは奈々ちゃんの彼って分かってるよ。 でも、今だけ…今だけ、少し甘えさせて…。