「大丈夫。こっちこそ、いきなりごめんな。」 山口くんは、今度はなにもいわずにあたしの隣を歩き出す。 あたしもそれにつられて歩き始めた。 バスに乗り込むと、男女別に座る。 周りの子たちは話し始めて、バスの中は一気に騒がしくなった。