教室にはいると、むわっとした暖房の暖かさが体を包み込む。 すでに、まーくんはきていた。 「おはよ、まーくん。」 あたしはあの日からめげずに声をかけている。 「…はよ。」 無視するわけではない。でも、これ以上の会話もない。