「僕、待ってるから。華ちゃんと、またあえるの、待ってる。」

まーくんはいつもの笑顔でいった。


「まーくん…。…分かった。華、絶対戻ってくる!まーくんに、お手紙も出す!だから、約束だよ。」

あたしたちは指切りげんまんをした。

小指がほんのり暖かいまま、あたしは車で出発した。

まーくんは見えなくなるまでずっと、手を振ってくれていた…。