「…まーく…」

「俺には関わんな。」


そのときちょうどバスがきて、まーくんは無言のままあたしからコートを奪う。

そして、自分が先にバスに乗り込んだ。

あたしは黙って乗り込む。


一番離れた席に座り、窓の外を眺める。