「もう十分、愛情は足りていますから!
・・・・・・それで、さっきの話ですがどういうことですか?
説明をしていただきたいんですが・・・。」
「分かりました。そうですね・・・いくら鈍感な姫様といえどもさすがに説明も無しでは文句の一つや二つ出ると思います。」
にっこりと言うカイル。
残念なことは二つもあるもので迫ってきて甘い発言を言われるかと思えばドSの発言も一緒にプレゼントされます。
でも、そんなことを気にしてはいられない状況なので軽くその発言を受け流す。
「ええ、そうです。文句の一つや二つは出ますから・・・説明してほしいです。
なぜこうなったのか。」
本人が知らないのになぜこんな話が進められているのか。
そこをきっちり話してほしいところです。
私は食事をするのも忘れて真顔でカイルを見た。
そしてカイルは先ほど同様淡々と話し始めた。