きっと、お酒に強いのだろう。


ぺこぺこと謝っていた森下先生が、ふと顔をあげた。


「その……仕事でちょっと行き詰っててさ。だから……君を見てると癒されるっていうか……いつも気になってたんだ。だけど……あんな暴挙にでるとは、自分でも思ってなかった」


「それはありがたいですけど」


「ほんっと、ごめん!」