「い、いくみちゃん?」


陽平さんは動揺しているようだった。


泣くなんて、自分でもびっくりだ。


コンビニの前で、人が通るっていうのに。


陽平さんはつかんだ手をそっと離し、その手を私の肩に乗せた。