「辞めちゃうの? 淋しいよ~」


心の底から思ってくれてるみたいだった。


そのマスカラばっちりの瞳を少し濡らしてくれた。


「私も淋しい。でも、仕方ないよね」


「仕方ない、か……。私はいつまでもフリーターでお気楽生活を送るよ」