それは、あやかちゃんのメアドが書かれた紙だった。


それを見せる陽平さんは、何だか浮き足立って見てとれた。


「返事、どうするの? あやかちゃんのこと、どう思ってるの?」


すると、彼は、ぽりぽりとおでこを掻く。


「可愛いなって思ってる。美人の部類じゃないかな?」