私はコンロの上に置いてあったやかんに水を入れ、お湯を沸かした。


陽平さんはまたタオルケットに包まったままごろごろし始めた。


「血圧低いんですかー?」


私はキッチンから声を飛ばす。


「ああ。朝は……苦手」