「俺、あのまま寝ちゃったのか……。ごめん。ふぁああ」


大きな欠伸をすると、彼は上半身だけ起こした。


人差し指で目をこすっている。


「朝ご飯は? 私、何かつくりましょうか」


「ふぁああ。いや、朝は食べないんだ。何か入んなくて……ってか、眠い」