ドアを開けると、「どうぞ」と彼は云い、エスコートしてくれる。


「ちょっと散らかってるけど」


陽平さんは照れたように云い、部屋の電気をつけた。


真っ白な玄関。彼に続いて私も靴を脱ぐ。


右側にはトイレ、真っ直ぐ向かうとまたドアがあった。