そんなわけで斗真と並んで帰ってます



『てか美緒んちってどのらへん??』

「わたしは東まちの5丁目だよ!」


『まじ?俺ちっちゃい時そこに住んでた

中学に入る時にこっちに
戻ってきたんだよな!
だから 今もその近くに住んでる!』





「そうなんだ!彼方くんと同じ中学
だったんだよね??」

『そーそー!!』


そんな他愛もない会話をしながら
歩いていると


『あれ 斗真じゃん』

声の聞こえてきた方に視線を向けると


『沙季!!』


そこには入学式で代表挨拶をした

桜井さんがいた。





『えっと、斗真の彼女??』


え?わたし??


「いや 違 『違うよ、クラスメート』


私が違うと言おうとしたら

斗真が遮るように言った。



もしかして斗真って桜井さんの事....


私との事 誤解されたくないのかな⁈


『そうなんだ!かわいいね!、

私 桜井沙季です!えっと..』


「あ、橋井美緒です!沙季 ちゃん
よろしくね??」

とりあえず私も自己紹介!

『美緒ちゃんよろしくね!

あ、じゃあわたしはこれで!
2人ともじゃあね』


と言うと沙季ちゃんは歩いて行った