憂鬱




次の日の朝。憂鬱です。昨日は喧嘩したし。


はぁ....。本当に最悪。


今日も休みたい。でも、行かなきゃね。


私はベットから降りて学校に行く準備をした。


家を出てゆっくり歩いているとルナが後ろから走ってきた。


「キーサキ!!」


「あ、ルナ....」


「ん?どうかした?あ、そいえば昨日どうだった!?」


「え?昨日?もしかして、ルナあれわざと柊に持っていくようにいったの!?」


「うん!せっかくだし?」


余計なことを....


「どうもこうもないよ!!柊と喧嘩したし!!」


「えっ!!?何で!?何で!?」


「あのねぇ。ルナ蓮のこと言ったでしょ?昨日それで休んだの!」


「あ、そうだったのか」


「そう。風邪じゃなくて精神的なものって言ったら、柊がそのことについてきいてきて....」


「あ、ごめん。それじゃあこれからは私が行くよ」


「うん...」


ちょっと空気が重くなった。


「私先行ってるね!!遅刻しないように気をつけてね!!」


そう言ってルナは走っていった。


「はぁ.....」


大きなため息が出た。まぁ、しょうがない。早くこんなの終わればいいのに。


私はゆっくり歩いた。歩き始めた時だ。


「あ!妃ちゃん!!」


後ろから声が聞こえた。


「あ、時雨君」


「あはよ!!」


時雨君はにっこり笑ってそう言った。そしてこう言った。


「昨日、柊と喧嘩したんだって?」


「あ、うん.....。やっぱり知ってたんだ....」


「そりゃあ、唯一のダチだし?柊すっげぇ怒ってたぜ!?そこら辺の一般人にも喧嘩うるぐらいだったからな!!止めるの大変だったんだぜ!!」


「あ、そうなんだ。でも、本当に関係ないんだ....」


時雨君はちょっと黙りこんでこう言った。


「そっかぁ。じゃあさ、この喧嘩で柊と会えなくなったらどうすんの?前の喧嘩の時はないて嫌だって言ってたよね?」


「うん....。会えなくなるのは嫌だよ....。でも、この喧嘩で柊がもう私に会わないって言ったらしょうがないと思う。この話をたくさんの人にできる訳じゃないし、たくさんの人に話したら私のその気持ちに対する思いが軽く感じるから」


「そっか。俺は何も言えねぇけど。柊にその気持ちを伝えてくれ。前、妃ちゃんが友達って言ってくれて本当に嬉しそうだった」


私はコクンと首を縦に黙ってふった。


「よかったぁ。じゃね!あ、柊は今日家にいるらしいから!!」


そう言って時雨君は学校をサボるらしくどこかへ行ってしまった。


私は携帯をだし兄の番号にかけこう言った。


「もしもしお兄ちゃん?今日学校休むって言っといて」


そう言って私は柊の家に向かった。