電話
あれから柊は家に帰れただろうか....?私は心配で電話しようかしたが....
電話番号知らない!!!
え、じゃあメールで....
メアドも知らない!!!
「じゃあ、まぁいいか。本人大丈夫とか言ってたし」
ということで柊放置....。
あ、でも赤かったのだけ気になるなぁ。何でだろ?
そう思っていると、電話がかかってきた。ルナからだ。私は電話をとった。
「はぁい、もしもし?」
『お!でたでた!ちょっと聞きたいことあってさ』
「ん?何?」
『今日、あの人といた?」
「あの人?」
誰だろ?
『えっと、あれあれ!那奈先輩が近づくなって言った人!』
あぁ。
「柊のこと?」
『そう!その人といたでしょ!?』
「うん?いたけど?」
『いや、キサキっぽかったから声かけようかしたんだけど、柊って人と一緒にいたから。あと、子供も』
「あ、うん。柊の妹。可愛かったなぁ〜」
『そうだったんだ』
あ!
私はさっき気になっていたことをルナに聞いた。
そしたらルナからはこういうことが返ってきた。
『あぁ、何でこうも鈍感なのかな...』
「え?」
どん.....かん.....?
『あのね、柊って人が赤くなったのは私のあくまで予想だけど....』
「う、うん?」
『好きだと思うよ?キサキのこと?』
は?
『はぁ....?』
『あれあんまりリアクションないね?』
「え?だってあんまり興味ないし?あ、でも柊好きな人いるって言ってたなぁ。あれ誰だろ?教えてくれなかったんだよね」
『へー、気になるんだ。珍しい』
「うん。でも、もし柊が私のことを好きだとしても付き合わないよ....」
『あ、そっか』
「うん....」
沈黙。
「ごめん。ちょっと暗くなったね。じゃ、おやすみ」
『ん、おやすみ』
そう言って電話を切った。私は誰とも付き合わない。絶対に付き合わない。