『…なお!?』


はるは、凄くビックリしていた



『はる…、来てごめんね。はるの手紙届いたの』




『手紙って…、マジかよ。なんかだせーな、最後まで、俺…』



『嬉しかった。はる、ごめんね。私、本当に…』




『謝るなって言っただろ?それに、泣くな。俺の再出発に、泣くなんて縁起悪いぞ』




『はる…』



『俺、がんばっからさ、せっかく来てくれたんだ、笑って見送ってくれ』


はるはそう言って、人なつっこい笑顔を私に向けてくれた



『佑樹も、何泣いてんだよ、だせーな』



『バカ、泣いてねーよ。心配してるんだよ。親心だよ』



はいはいと言いながら、はるは、佑樹の腕を軽くパンチした

そして、佑樹と握手をして、私にも手を出してくれた