空港について、亘にロビーの前で降ろして貰って、夢中で走った


まだ搭乗時間まで少し時間があって、はるを見つける事が出来た



はるは、佑樹とハグしてた


はるは、笑顔だったけど、佑樹は少し涙ぐんでるようだった

そんなはると佑樹の姿を確認して、大きく深呼吸をして、はるに近付いていき、名を呼んだ




『はるっ…』



幾度この名を呼んだだろう

はるに向かってこの名を呼ぶのは、今日で終わりと思うとまた切なくなるけれど、ちゃんとお別れしなきゃ…