私は泣きながら、焦りながら、亘の運転する車に乗っている




『泣くなよ。そんな顔で会えるのか?』




亘はそういって、私の頭を軽くポンポンて叩いた




わかってるけど、けど…


泣かずにはいられなかった







チャイムがなりドアを開けると、そこにいたのは、宅配便の人だった