入試でトップだった真田純は、入学式、全校生徒の前で演説を行った。

彼は、眠くならない、まるで全校生徒の心をつかむかのような演説をやって見せた。

演説が終わると、彼は全校生徒からスタンディングオベーションを受けた。

だが、彼の口八丁を昔からよく知ってる黒崎、加藤、剛田の3人はそんな彼の演説を終始

「で?」と言いたいような目で見つめていた。

入学式が終わり、4人は教室に向かった。黒崎は途中でトイレに行きたくなり、3人と別行動

をとることにした。

それが、全ての始まりであったということは、今の彼は知る由もない・・・。