2014年4月。高等学校入学式。

運動神経と顔面以外取り柄のない男、黒崎隼人。
偏差値が10もない彼は、高等学校しか進路の選択先がなかった。

隼人と同じく偏差値が10もなく、運動神経と顔面以外取り柄のない男、隼人の親友、
加藤信吾。彼も隼人と同様、高等学校しか進路の選択先がなかった。

そんな二人とは正反対、偏差値80以上の高校にも進学が可能だったが、なぜこの学校に
入学したのか分からない優等生、真田純。彼は、運動神経にも優れ、おまけに顔面もいい、
まさに完全無欠の男である。

中学生の時、空手で全国1位に輝いた、超ワイルド、勉強もでき、おまけに顔面もいい男
剛田高広。彼もまた、空手関係で行ける高校なんてたくさんあったはずなのに、なぜこの学校に入学したのか分からない男である。

 後に、トリプル4と呼ばれる4人は、今日、高校生になった。