「マジっすか、マジで彼氏なんだ・・・。」

全てを説明し終えてやっと、れんは事のいきさつを理解してくれた。

だがれんは何か疑問に思うことがあるらしく、腑に落ちない表情をしていた。

黒崎は気になってれんに尋ねた。

「どうしたの?」

「はい、あの・・・いや、やっぱいいや。」

「?」

黒崎は気になったが、理由を尋ねるのはやめておいた。

「そ、それより湯豆腐一緒に食べましょうよ、黒崎さん。」

「あ、ああ。」

それからは、学校に行く時間まで、3人で湯豆腐を食べて平和に過ごした。