黒塗りの高級車に乗って来てしまいました。
超が付くほどの高級ホテルで行われるセレブチケット!
「恋華。俺の腕組め」
「手……繋ぎたい……」
「ここでは、それがルールなんだよ。手ならいつでも繋いでやる」
あたしが恐る恐る手を組むと、進んでくセレブの世界。
受付の男性に前、伊月くんからもらったチケットを渡す。
そいえば……ここに来てる人達みんな男女のペアかも……。
大きな扉に入れば、大勢の人とズラーッと並ぶ料理!
「美味しそうな料理がたくさ~んっ!」
「そっちかよ!ほら……あの俳優とかテレビで見たことあるだろ?」
「ほんとだ!この前ドラマに出てた!……けど最近出てませんよね?」
「そうゆうこと言うなっ」
伊月くんは笑ってあたしの頭を軽くコツンと叩く。
うーん……お腹空いてきちゃいました……。