でもやっぱり案の定、痛がって……


「……っ……痛いっ……」

「俺にしがみついていいから……っ…我慢できる?」

「ギリギリですっ……痛い!痛い!」


ダメっぽいですね、これ。


痛がってる恋華を無理矢理犯すような趣味は俺にはナイ。


だから今日はこれで終わり。


「……はい、終わり」

「んっ……えっ……?」

「今回はこれでやめ。初めてなのに……頑張ったじゃん」

「ごめんなさい……あたしが痛がるから…」


逆に責任感じさせた!?


寝たまま大粒の涙をポロポロと流して、顔を隠す。


恋華はなんも悪くない。


手を引っ張り、俺の胸の中に閉じ込めて頭を撫でてやる。


「また次に続き。無理しなくていいだろ。俺は恋華のペースに合わせる」

「へへっ……ありがと。伊月くんっ」


俺らは俺らのペースでいい。


二人で抱き合ったまま寝て、最高の1日になった。