《伊月side》
恋華といたら理性ヤバイ……。
いちいちかわいすぎて我慢できなくなる…。
多分……ってか絶対に俺が初めての相手じゃん?
出来るだけ恋華のペースに合わせたいけどキツイ。
テスト終わったら絶対に………
「いーつーきーくんっ!なんかすっげー真剣な顔してるけど?」
「別に。大和には関係ねぇよ」
「ひっどーい!あっ、そーだ!勉強教えて?」
「お前なテスト勉強しなくていいだろ………」
いきなり教室で話し掛けてきた大和。
確かに俺は勉強苦手じゃないけど、大和に教えるのは至難の技。
かなり理解力ねぇからっ!!
「そんな意地悪言わないで教えろよ~。意地悪する相手は恋華ちゃん一人で十分だろ♪」
「恋華は関係ねぇだろ!だーかーら、お前は勉強しなくても進級できるし」
「あ~……確かにそうだけどさ!」
大和の親父は、この学校の理事長。
バカなコイツがここに入れんのは、それが理由。