それにここは勉強をするために通う学校!


学校で何てことしてるの~!?


やっと首から唇が離れると手を引っ張られ、伊月くんの膝に向かい合わせで座らされた。


この体勢恥ずかしくて嫌いです………。


「……お前見てたら理性ヤバくなるんだけど。どうしてくれんの?」

「なんであたし見てたら理性ヤバくなるの?」

「はぁー……マジ鈍感」


あたしの頬を両手で固定して、あのハワイでした深いキス。


このキスは頭がボーッとして、あたしはどうにかなっちゃいそう………。


伊月くんはあたしの腰に手を回して、そのまま手は下に……


「って、どこ触ってるんですか!!」

「だーかーらー。お前の貧相なケツ」

「なんで全部に貧相ってつけるの……」


あたしは膝から降りて空き教室を出ようとすると、ドアにドンと手を付いた伊月くんに耳元で囁かれた。


「そろそろ我慢の限界。俺にお預けさせんなバーカ」