また黙々と勉強する昼休み。


あたしは伊月くんにお弁当だけ渡して、教室に戻る感じ。


うららちゃんが勉強してるせいか大和くんも来ない。


「あっ……恋華のダーリンだっ」

「えっ?」


うららちゃんの視線の方を見ると、教室に入って来る伊月くんと大和くん。


どうしたんだろ……。


「うららちゃ~ん♪会いたかった!」

「あたしは切実にアンタに会いたくなかった!」

「恋華……ちょっとついて来い」

「う、うん……。どうしたの?」


先を歩く伊月くんに聞いてみても無視。


ほんっとに俺様ってゆうか自分中心だなぁ……。


着いた場所はいつもの空き教室。


そっか~……最近テスト勉強忙しくて一緒にいれなかったもんね。