リビングに進むと、再放送のドラマを見て号泣してるお母さん。


「……ただいま~…」

「あっ!恋華!おかえり~。もう、涙がとまらないのよぉー!」

「そっ、そっか~」


お母さんのアイメイクが涙で落ちてちょっと恐いことになってるし!!


………あ、お母さんにパパラッチの件伝えるべき?


でも、伝えちゃうと伊月くんと付き合ってることバレちゃう……


交際反対とかされたらどうしよう!?


だけど、伝えておこう……。


「ねぇ、お母さん。話したいことあるんだけど……」

「なぁに?」


あたしはカバンから問題の週刊誌を出して渡す。


本当に載ってるか気になって買ってみたら、あたしと伊月くんが載ってたんだ……。


びっくりして目を見開くお母さんにゆっくりパパラッチの経緯を話した。