そのまま、雑にベッドに落とされあたしの上に覆い被さる神城くん。


この状況……どうゆうこと!?


「かっ、神城くん……?」

「しばらく黙れ。出来るな?…恋華」


初めて名前で呼ばれたよ……。


そんな考えもすぐに神城くんのせいで、ぶっ飛んだ。


あたしの唇に噛み付くようなキスをしたのは間違いなく、目の前にいる神城くん。


キス……初めてだし………


「んっ……や、やめて…っ」


あたしに呼吸をする暇も与えてくれず、そのまま長くて深いキス。


有り得ないです……。


夢なんじゃないかって思うほど……


身体がふわふわ浮いた気分になってしまう。


これ以上は恐い……かも……。


あたしが身をよじっても、当たり前に男の子の力には敵わない。


そろそろ苦しいっ……!