海辺に4人で座って、遠くまでずっと続く海を眺めた。


莉理はリョータさんの膝の中に入って、このくそ暑い中ベタベタ……。


「そっか~……伊月もとうとう大好きな彼女出来たか」

「違いますって!コイツはただの駒で、彼女じゃないっス」

「好きなら好きって素直に伝えないと~。ね、莉理?」

「うん♪大好きだよっ~!」


リョータさんは莉理の手を引っ張り海へ走って行く。


すっげー幸せそうだな……。


俺もいつか……あんな風にする彼女出来んのかな?


そんな時に浮かぶのはなぜかチビの顔。


なんでだよ!!


「憧れます……。彼氏いいなぁ」

「お前に彼氏なんて出来んの?」

「出来ないけど憧れですねぇ~……。莉理ちゃん幸せそう」


もしチビに彼氏が出来たら………


なんだろ……。


考えただけでイライラするわ!