莉理の人懐っこさで何とか意気投合。
莉理んちの目の前の海で、二人で遊んでる。
俺は一人でその二人の姿を眺めた。
退屈~……。
「アレ?伊月じゃん?」
「……あっ、リョータさん!久しぶりっス…」
「うちの莉理に何か用事?」
「はい。まぁ、あのチビと友達になってもらった感じです」
リョータさんは俺らの1個年上で、アメリカと日本のハーフ。
ハワイで暮らしてるけど日本語ペラペラ。
ちなみに、莉理の彼氏ですっげー溺愛してる。
「あーっ!リョータ!来てくれたの~♪」
「朝から莉理に会いたくなって。ちゅーは?」
「するする♪ちゅー……」
「うわわわ……」
リョータさんに抱きついて、人の目の前でガッツリキスする俺のいとこ。
チビは顔を真っ赤にして俺の後ろに引っ込む。
リョータさんと莉理は見てるコッチが気まずくなるほどラブラブ。