《伊月side》



俺の隣で気持ち良さそうに眠るチビ。


寝顔はほんとに幼くてガキみたいで……どっからどう見てもチビだ。


俺どうかしてる……。


遊びで付き合ったつもりが、ハワイにまで連れて来て本気になってるし。


「……んっ…ふぁ~……」

「起きたかチビ……。ちゃんと寝れたか?」

「おかげさまで。ありがとう……神城くん」


眠たそうな顔で、ふわっと笑うコイツを見てると心臓が速くなる。


昨日の夜も全然寝れなかった……。


なんで、おもちゃに意識してんだよ!


「10分以内に支度してリビング集合。遅刻したら罰ゲーム。いいな」

「へっ!?10分!が、頑張ります!」


走って布団から抜け出す俺のおもちゃ。


ヤバイ……


すっげーかわいい。