サーッ───………


温度高めのシャワーを浴びて心も体もスッキリさせる。


あたしは伊月くんと一緒にいたい。


この気持ちは誰にも負けないんだからっ!!


バスタオルをさっと巻いて、駆け足で伊月くんのところへ。


「15分以内ですか!?」

「お前マジで15分以内で入ってたの!?ま、まぁ15分以内だけど…」

「やったー♪これで伊月くんにイジメられずに済む!」

「予定変更。やっぱ……うん。恋華がほしい!」

「きゃっ!?」


ベッドに押し倒されて形勢逆転。


15分以内で頑張ったのにどうして!?


あたしに跨がり、ニヤッと笑ってバスタオルに手をかけた。


「バスタオル1枚で来るとか、お前バカ?襲いたくなるに決まってんじゃん」

「でも……急いでたから……」

「言い訳なら後で聞く。だから……襲ってもいい?」


あたしの答えなんて聞かずに口を塞ぐ。


簡単にスルリとバスタオルは伊月くんの手によって取られてしまう。


「……ほんとかわいい…」


……お世辞でもこんなこと言ってくれるなんて嬉しい。